

津山銀天街は津山市中心商店街にあり、アルネ津山から北へ続く通りの長さ50m程と、そこから西へ20m程の通りがエリアとなっています。津山市元魚町にある商店街で、北に元魚町商店街、西に津山二番街、南にアルネ津山へと続きます。
商店街の特徴となっている“ミラーアーケード”は、昭和50年頃に作られたもので、天井が鏡のように反射する素材でつくられており、『銀の天井に輝く街』が商店街の名前の由来となっています。
平成11年のアルネ津山のオープンにより津山銀天街は縮小されていますが、以前はソシオ一番街商店街まで続いていました。
アーケード下に飾られている丸い鶴のマークが商店街の目印となっていて、津山城主森忠政の家紋が『鶴の丸紋』であったことから、それが用いられています。
また天井側面には、かつての津山城の影絵と、大名行列の上空を鶴が舞う様子の影絵が2箇所で飾られています。
衣料品屋、靴屋、本屋などの店があり、郵便局、デパートにも隣接する人の往来が絶えない地元密着型の商店街です。
勝山は岡山県の北部に位置し、中国山地を流れる旭川に沿って開けた、歴史と伝統に彩られた二万三千石の城下町で、旭川を往来する高瀬舟の起点、出雲街道の宿場など交通の要衝としても賑わってきたところです。
現在も武家屋敷やなまこ壁の蔵を持った造り酒屋をはじめ、石畳の高瀬舟発着場跡など歴史的遺産が多く、出雲街道に面する通りは、「町並み保存地区」に指定されています。街道沿いには各家の特徴を表した「のれん」が色鮮やかな彩りを添え、勝山の新たなシンボルとなっています。
新町商店街はJR中国勝山駅前から旭川に向かって200m程西に続く通りです。現在のアーケードは平成8年に地元産の檜材を用いて新しく作り直されました。屋根部分がない独特な形は積雪にも強い構造をしています。アーケード中央部の櫓の上には、時を知らせる大太鼓が乗せられています。
通りは車道と歩道が緩やかな曲線で隔てられていて、歩道には硯に用いられる地元産の黒い“高田石”がちりばめられ、各店舗前の軒下へ出された鉢植えの植栽と共に、街の美しさを引き立てています。
また商店街の中ほどには来街者の為に、手入れされた花の庭と休憩ベンチが設置されています。
新町商店街は今や岡山県内の多くの商店街が取り組む「雛巡り」の
発祥の地で、毎年2月下旬から3月初旬にかけて、商店街の各店の店先に雛飾りが飾られます。それぞれのお店が持っている、古く珍しい物から新しい物まで、様々な雛飾りが並べられ、県内外から多くの観光客が訪れる一大イベントとなっています。
近郊を美しい自然に恵まれ、夏の土曜夜市、秋の“喧嘩だんじり”の頃は活気あふれる街となります。旧勝山町の歴史と文化を引き継ぐ、歴史ある美しい商店街です。
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