

西大寺町商店街は、岡山市表町商店街のなかでは南東に位置し、旭川の京橋方面のアーケード東入口から西へ長さ150m程の通りで、西に新西大寺町商店街へと続きます。 表町南部商店街とは古い時計台のあるサーカスドームで交差しています。 西大寺町の名前のいわれは、かつて戦国時代の武将、宇喜多直家が岡山に城下町をつくる為、備前西大寺の門前町から多くの商人をこちらへ呼び寄せたことによります。 宇喜多直家の子、秀家の時代には、城下に人の往来を呼び込む為、旧山陽道を京橋へと南下させて付け替えています。
江戸時代には本陣が置かれ、旧山陽道は西大寺町から表町商店街へと続いていました。 京橋付近は川港の物資集積場として栄えた事から、鉄道がつくまでは、西大寺町付近は飲食、旅館、問屋などが立ち並ぶ岡山市の表玄関として、また県下最大の繁華街として栄えました。
商店街では、お洒落な食事処、喫茶などがありますが、サーカスドーム付近の10店舗の商店仲間で「五組茶屋」という露店茶屋を開き、日限地蔵縁日、土曜夜市などのイベント時には、テーブル、椅子を街路へ出して来街者の休憩お食事処として利用されています。 また、サーカスドーム東側付近では広い街路を利用した野菜の販売、餅つき販売などが行なわれ往来する人の足を止めています。
アーケード下には四季折々の飾り付けがなされ、秋にはフクロウが描かれた大きな「のれん」が吊るされ、冬にはクリスマスツリー、夏には七夕飾りと、季節ごとに通りの表情が変わります。 周辺には居酒屋など飲食店が多く、駐車場や電車停留場が近くて便利な、親しみやすい歴史ある商店街です。
一番街商店街はJR倉敷駅から近く、駅前を横に走る国道429号線の向かい側に位置しています。
JR倉敷駅からは、駅南口出口2階から右方の陸橋を渡り、階段を下りたところに商店街アーケードの入口があり、南へ300m程延びる通りが商店街エリアとなります。通りの南側、商店街を抜けたところでは、倉敷用水に掛かる川西橋があり、渡って少し歩いたあたりを左へ向かうと倉敷美観地区へと至ります。
このあたりは、昭和30年代から衣料品問屋が軒を連ね、通りの北側には「千秋座」の芝居小屋もあり、見物客など多くの人が行きかう商店街通りでした。
現在のアーケードは昭和44年につくられたもので、アーケード下には街の象徴として、地元のジーンズ生地で作られた「一番街」のロゴが入った「のれん」が吊るされています。
商店街では、一角に「ふれあい広場」が設置され、無償でギャラリーなどの展示場として提供しています。
人気の花屋、古くから商いを営む酒屋、すし屋、時計屋などが並び、駅が近くて利便性が良く、夜は飲食店のお客さんなどで賑わっています。
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