

千日前商店街は岡山市表町商店街の最南端に位置しています。
アーケード南入口は国道2号線に面し、北側では表町南部商店街へと続く200m程の通りです。
このあたりは、江戸時代には新西大寺町と同じく武家地であり、天瀬可真(かしん)町と呼ばれていました。
明治時代に入り、街に変化をもたらしたのが映画館の立地で、まず明治45年に帝国館(旧岡山松竹)、大正8年に金馬館、大正15年に若玉館(旧テアトル岡山)、昭和13年に文化ニュース劇場(旧SY松竹文化)と、次々に開館しました。
それに伴い、飲食店も軒を連ねるようになり、人影まばらだった天瀬可真町は岡山を代表する娯楽街へと変身を遂げています。
この頃から町の名も大阪の繁華街の名をとって、「千日前」と呼ばれるようになりました。
アーケード南入口に、世界三大サーカスの一つ 「木下サーカス」の本社事務所がありますが、これらの映画館は多くが、木下サーカスが娯楽施設の一環として営業を始めたものです。
近年になって商店街区にコインパーキングなどの駐車場が多くなり、遠方から表町商店街へお越しいただく際の利便性向上に繋がっています。
現在の千日前商店街は昔から商いが続く老舗飲食店が多く、木下サーカス本社のきらびやかな建物が目を引く商店街です
岡山上之町商店街は、岡山市表町商店街の最北に位置し、アムスメール上之町と呼ばれています。
平成3年に再開発されて現在の美しい商店街のかたちとなっています。
アムスメールの語源はオランダ゙第一の都市アムステルダムと同国の花市場アールスメールを合わせて作られました。路幅12mの広い街路には植栽とベンチが置かれ、街路中央にオランダ風の時計台が設置された光溢れる商店街です。
北側一角にはコンサートホールの岡山シンフォニーホールが建てられています。
182mのアーケード゙は全開率58%と日本一の開口率を誇っていますが、平成22年10月に再改修され、7色に変わるLEDスポットライト照明の設置、LED蛍光管の採用、天井採光パネルのUVカット化など、商店街を美しく彩ると同時に環境面でも優れたものになりました。
北入口付近に地下駐車場や電車停留所があって交通の便も良く、時計台前の広場ではイベントが数多く開催されています。
買い物と同時に街路の雰囲気を楽しめる商店街となっています。
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